〈没後50年記念〉特別企画展「モダンなときめき—智積院襖絵の魅力—」

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  • 〈没後50年記念〉特別企画展「モダンなときめき—智積院襖絵の魅力—」 堂本印象《婦女喫茶図》昭和33年(1958)智積院蔵
堂本印象(1891-1975)は、生涯にわたり全国13カ所の社寺の襖絵制作を行っています。今回は、印象没後50年を記念し、そのなかでも、現代女性を題材にした新感覚の襖絵として今なお高い人気を誇る《婦女喫茶図》をはじめとする智積院の襖絵を紹介します。
昭和33年(1958)、智積院境内に賓客を迎える場として宸殿が再建され、そこに飾る襖絵として、印象に依頼がなされました。智積院には長谷川等伯父子による国宝《楓図》《桜図》がありますが、宗教活動は時勢と無縁であってはならないという寺の意に応えて、印象は「百年ぐらいは悪口を言われるだろう」という覚悟のもと、思い切りモダンな構想で描くことを決めたのでした。世間の批判をものともせず、新しい表現を追求し続けた印象の創作姿勢をご堪能ください。

また、本展にあわせ、茶の湯を愛した印象自らが手掛けた茶道具なども展示します。新収蔵品も公開しますので、この機会に是非お楽しみください。
日程
2026年1月20日(火)~3月22日(日) 
9:30~17:00(受付終了16:30)
料金
800円
場所
京都府立堂本印象美術館 
休館日
月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)

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